剣道成年女子は地元佐賀が初優勝「3人でしっかり戦った」世界選手権準Vの監督兼大将が奮闘【国民スポーツ大会】
国民スポーツ大会(国スポ)は29日、佐賀県の神埼市神埼中央公園体育館などで会期前競技が行われ、剣道の成年女子は佐賀が決勝で大阪を2―0で下し、初優勝を果たした。今年新設の最優秀選手賞には、佐賀の監督兼任選手、宮崎幸恵(佐賀商高教諭)が選ばれた。剣道競技最終日の30日は成年男子の決勝が行われる。 ■疾走するドルーリー朱瑛里はこちら【写真】 佐賀は初戦から1人も負けない快勝だった。決勝では先鋒の古川寛華(筑波大4年)が引き分けた後、中堅の江口瑠花(佐賀・上峰中教諭)が胴で1本勝ちし、最後に大将の宮崎が鮮やかな小手を決めた。地元での初優勝に涙をにじませる古川と江口。監督を兼ねる宮崎は「3人で気を抜かず最後までしっかり戦えた」と胸を張った。 宮崎(旧姓庄島)は2009年に世界選手権女子個人で準優勝し、現在は母校の監督を務める。今大会では4戦4勝で最優秀選手に選ばれた。「たくさんの支援や協力で優勝することができた。佐賀県の皆さんに力と勇気を与えられたと思う」と地元の大声援に感謝した。(山崎清文)