大波兄弟の若元春と若隆景が10場所ぶりに同時三役 大相撲初場所番付発表
日本相撲協会は23日、来年1月12日に東京・両国国技館で初日を迎える大相撲初場所の新番付を発表した。九州場所で14勝を挙げ初優勝を果たした大関・琴桜(佐渡ケ嶽部屋)は4場所連続で東大関に就いた。西には先場所13勝の豊昇龍(立浪部屋)。前場所で13勝以上の大関が2人いるのは06年夏場所の千代大海、魁皇(ともに春場所で13勝)以来史上8組目となった。 三役勢は関脇に大栄翔と若元春、小結には阿炎と若隆景がそれぞれ復帰。大波兄弟は23年夏場所以来10場所ぶりに同時三役となった。モンゴル出身の玉正鳳(31=片男波部屋)が外国出身力士では阿夢露(ロシア)の「74」場所を抜き、史上1位のスロー記録となる所要79場所での入幕を果たした。31歳9カ月17日での新入幕は戦後8位の高齢記録。 伯桜鵬が23年秋場所以来の再入幕を果たし、伊勢ケ浜部屋は03年秋場所の武蔵川部屋(武蔵丸、武双山、雅山、武雄山、出島、垣添、和歌乃山)以来の同一部屋での幕内7人となった。