手取り30万円、コツコツ貯めて「貯金1000万円」を達成! 35歳でこの金額はかなり「上位」ですよね? 平均はどのくらいでしょうか?
金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)より筆者作成 図表3を見ると、貯蓄額200万円以下の人が全体の50.6%です。貯蓄額が1000万円超の人は15.1%です。貯蓄に苦戦している人は、単身世帯よりやや少ないようです。
無理せず自分のペースで貯蓄を
今回取り上げた30代で貯蓄額が1000万円超という人は、単身・二人以上世帯を問わず上位の貯蓄額であることが分かりました。日々の節約や貯金、資産運用にひたむきに取り組んだ成果ということでしょう。 こうした例を見て、自分は貯蓄額が少なく焦る人もいるかもしれませんが、他人の貯蓄額をあまり気にする必要はないでしょう。高額な貯蓄がある人の中には、親族からの相続や贈与によってかなり多くの財産を取得する人もいます。また、それぞれの置かれている環境や価値観は異なります。 今後貯蓄額を増やしたいと思っている人は、固定費の見直しなどの支出削減から取り組むとともに、転職や副業で収入を増やすことにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。自分のできることから一つずつ取り組んでみましょう。 出典 金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査(令和5年) 執筆者:小林裕 FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート
ファイナンシャルフィールド編集部