債券は上昇か、米長期金利が低下-30年国債入札は生保需要に期待
(ブルームバーグ): 10日の債券相場は上昇が予想されている。米国で労働市場の過熱感後退を受けて長期金利が低下した流れを引き継ぐ。30年国債入札は利回り水準の高さから生命保険会社などの需要が見込まれる。
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは30年債の入札について、9日に利回りが生保の「目線」である2%を一時付けたことを指摘。「すでに先回り買いが入ったものの、テール(落札価格の最低と平均の差)が拡大しても押し目買いが待っているだろう」と述べた。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.885~0.91%(9日は0.905%で終了)、先物中心限月6月物は144円18銭~144円52銭(同144円29銭)。
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先物夜間取引で6月物は9日の日中取引終値比1銭高の144円30銭で終えた。
30年債入札
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Hidenori Yamanaka