名阪近鉄バス・三重交通が12月からバス運賃を値上げ 運転士の待遇改善や燃料費高騰などへ対応
岐阜県大垣市などで路線バスを運行する名阪近鉄バスと、三重県で路線バスを運行する三重交通は、来月からそれぞれ全線でバス運賃を値上げすると発表しました。 名阪近鉄バスの改定の対象となるのは、高速バスやコミュニティバスを除く、一般路線バスの全路線です。 来月1日からは、大人の初乗り運賃が180円から210円に値上げされるなど、普通運賃で平均16.2%の値上げとなっています。 一方で、通学定期券については、期間内乗り放題の「通学フリー定期券」と、学期ごとに販売される「通学学期定期券」を新設します。名阪近鉄バスによりますと、消費税の改正を除いて、バス運賃の改定は1998年以来、26年ぶりだということです。
三重交通も値上げ
三重交通が値上げするのは、市町のコミュニティバスなどを除く、県内の乗り合いバス全路線です。 普通運賃は平均12.3%の値上げで、大人の初乗り運賃が190円から200円になります。 通勤定期運賃は平均4.7%、通学定期運賃は平均7.2%の値上げです。 三重交通が路線バスの運賃を値上げするのは2023年3月以来です。 今回の値上げについて名阪近鉄バスと三重交通はともに、不足する運転士の待遇改善や燃料費高騰などへ対応するためとしています。