麻生・高市ほか全員沈黙の自民党、「石破降ろし」どころか強まる森山幹事長の影響力
第2次石破内閣が発足したが、キーマンは相変わらず森山裕幹事長だ(首相官邸HPより)
「今回の選挙で多くの我が党の同志の皆様方、議席を失われる結果となりました。私自身、本当に深く反省し、お詫びしなければならないと考えておる次第です。」 今月7日、自民党本部9階の大会議室で行われた両院議員懇談会。石破茂総裁は衆議院の総選挙の結果について陳謝し、頭を下げた。30年ぶりとなる与党過半数割れ(2009年の下野は除く)の衝撃から10日余りが経っていた。筆者は自民党191議席という結果を踏まえ、党内の非主流派の議員を中心に 石破や森山裕幹事長への責任論 が燎原の火の如く広がっていくのではと注視したが、結果的にはこの間、“石破降ろし”“森山降ろし”の動きはほとんど確認できなかった。 しかし、筆者が自民党内を取材するに、表面上は静穏だが地下では執行部への批判がマグマのように溜まっている。
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永田象山