日曜劇場『アンチヒーロー』第6話がいよいよ今夜放送!「そろそろ始めましょうか」長谷川博己演じる主人公・明墨がすべてをあぶりだす?!無罪にした緋山の事件の真の目的とは
――ロケ地で言うと『アンチヒーロー』の中でも、VFXも使いながら撮影されていると聞きました。ロケ地かセットのどちらを使うかという判断は飯田さんがされているんですか?
例えばオフィスと法廷はスタジオセットにするとか、予算に関わってくるので、大まかには僕がディレクターと美術プロデューサー、デザイナーと話して振り分けています。画の繋げ方などはディレクターが考えています。 ロケーションの選定は映像になった時のディレクターなりのプランがあるので、全てディレクターにおまかせです。「この場所だとこういう画が撮れる、そうするとこのスタジオセットと繋がる」といった段取りは、最初の段階で美術部やカメラマンも含めてみんなで考えています。 裁判所として撮影されてきた建物は今まで数え切れないくらいの撮影がされてきて、今まであまり出ていない場所で古く重厚感のある建物はないだろうなと思っていたところ、制作担当の石渡(VIVANTも担当)が静岡県庁を探してきたんです。法廷の撮影の量が多いことや、距離としても無理のない範囲だったので決定しました。
――新橋駅前ビル1号館は、やはり明墨のキャラクターを考えて決まったのですか?
そうですね。霞が関との距離感を踏まえつつ、明墨の法律事務所として適したサイズをまず考えました。建物の中の一部屋の事務所なのか、1棟丸々なのか。 いろいろ決めていく中で、田中監督から「あの新橋の1号館ってところがロケできるらしい」と。 朝ドローンを上げることができ、前に車をつけたりできるところも良かったです。エレベーターまでの道や、ビルの1階に入っている周りのお店も面白いということで決まりました。ロケ誘致に積極的な自治体や施設は本当にありがたいです。 ロケ地で撮影することで現実に起きているように感じられ、作品に深みや世界観を作り出す。日曜劇場『アンチヒーロー』でも魅力的な登場人物が生き生きと描かれているが、その後ろでロケ地が支えているのだ。「6話はターニングポイント」と話す飯田プロデューサーは、今後の明墨がどうなっていくか楽しみに観てほしいと語った。 【あらすじ】 長谷川演じる弁護士は、たとえ犯罪者である証拠が100%揃っていても無罪を勝ち取る、「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士。ヒーローとは言い難い、限りなくダークで危険な人物だ。しかしこのドラマを見た視聴者は、こう自問自答することになるだろう。「正義の反対は、本当に悪なのだろうか・・・?」 ========================= 日曜劇場『アンチヒーロー』 放送:毎週日曜 21時00分~21時54分(TBS系) 現在放送中 出演:長谷川博己、北村匠海、堀田真由、大島優子、木村佳乃、野村萬斎 ほか ©TBS =========================