日曜劇場『アンチヒーロー』第6話がいよいよ今夜放送!「そろそろ始めましょうか」長谷川博己演じる主人公・明墨がすべてをあぶりだす?!無罪にした緋山の事件の真の目的とは
――その中で6話というのは、全体の中でどういう位置づけですか?
ずばりターニングポイントですね。岩田剛典さん演じる緋山を無罪にした理由が6話から暴かれ始めます。緋山と明墨が結託して何かをしているらしいというところで、5話は終わりました。1、2話で無罪にしたことにも目的があったのか、それは一体何なのか、緋山の事件って終わったんじゃなかったのかと疑問が出てきたと思います。一般的な裁判で考えてみると、確かに無罪にはなりましたが、検察は控訴するでしょうね。控訴したことが、どういうふうにこの後に繋がっていくのかは一つ大きな見どころじゃないかなと思いますね。 5話までの前半戦はそのお膳立てという形でさまざまな事件が続いていたんですが、ここから本題に入っていきます。明墨が追いかけている12年前の糸井一家殺人事件に関わった人物が出揃ったということがわかるはずです。 6話でも全く新しい事件に取り掛かっているのですが、やっぱり明墨は全部12年前に関わることを選んで行動しているんだということがはっきり感じられるでしょう。 今までドラマを観てこなかったとしても、こういう作品だったんだとわかる構成になっています。全部観てきた人も今までの事件の振り返りになりますので、フレッシュな気持ちで6話を観てほしいですね。6話からでも追いつけます! 他には、明墨と若者チーム(赤峰(北村匠海)や紫ノ宮)との関係性も見どころのひとつですね。4,5話では、紫ノ宮が抱えていた問題(大学の卒業式に見た父親に明墨が詰め寄っている姿)を理解することで自分を取り戻し、やっとスタート地点に立ちました。6話以降は、赤峰や紫ノ宮が、明墨にぐっと追いついてくる姿に成長というか、事務所の仲間としての頼もしさを感じられるようになっていきます。二人のバディを見守ってほしいですね。
――撮影現場には、ほとんど帯同するとお聞きしましたが、どうしてですか?
現場にいる方が心地よい、というのが一番ですかね(笑)。俳優さんが現場でどう感じて演じているかとか現場のスタッフの動きや様子だけでなく、世の中の人の様子も見ています。オンエアに対する反応を実感できるのが良いですね。 例えばお墓を撮影していた時、参拝者の方が「これアンチヒーロー(の撮影)よね」みたいなこと言ってくれたりするんです。「すいません、お邪魔してます」と返すと「観てるわよ」とか「ここのお墓新しく買うの」とお話を聞くこともありました。「アンチヒーローに出てた場所だもんね」と言ってくれるので、もしかしたら作品を見て、ここにお墓を決めたのかなって勝手に想像したり(笑)。そういうような視聴者の声を現場で聞くと嬉しいですね。