【マイルCS】チャリンは痛恨のスタートが響き5着 ムーア「理想より後ろになってしまいました」
[GⅠマイルチャンピオンシップ=2024年11月17日(日曜)3歳上、京都競馬場・芝外1600メートル] 外国馬として13年ぶりに出走したチャリンは、痛恨の発馬後手。初コンビのムーアが押していったもののリカバリーし切れず、後方から追走を余儀なくされた。4コーナーでは絶望的な15番手。それでも馬群の外からダイナミックに脚を伸ばして1頭また1頭と前を捕らえると、上がり33秒6秒の末脚で2着とはタイム差なしの5着まで押し上げた。 「スタートしてからも加速に時間がかかり、理想より後ろになってしまいました」。前半のレース運びを悔やんだムーアだったが、「悪い位置から脚を使ってくれたし、能力の高い馬で感謝しています」と納得の表情を浮かべた。 予定通りこのレースをもって引退し、フランスで種牡馬入りする。「最初のスピードが速くて、馬場が硬く、コーナーもある」と日本と欧州の違いを評したヴェリアン調教師だが、今回の遠征について「チャレンジングでした」。敗れはしたものの〝欧州マイル王〟としての爪痕は残した異国でのラストランだった。
東スポ競馬編集部