大谷翔平、初のサヨナラ本塁打は満塁弾。史上最速で『40本塁打40盗塁』を達成
大谷翔平がサヨナラグランドスラムと言う、これ以上ない劇的なやり方でMLB史上最速となる40-40(40本塁打、40盗塁)を達成した。
現地8月23日(日本時間24日)に行われた本拠地ドジャースタジアムでのレイズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場した大谷は、2回に盗塁を成功させ、シーズン40盗塁として快挙達成に王手をかけると、同点で迎えた9回裏に二死満塁でセンターオーバーの満塁本塁打を放ち、今季出場126試合目でMLB史上6人目となる40-40を達成したのである。
なお、これまではアルフォンソ・ソリアーノが、2006年に達成した際の147試合が40-40達成の最速記録だったが、大谷はこの記録を21試合と、大幅に縮める形で再び歴史にその名を刻むこととなった。
現地局『ESPN』は試合後、電子版に「ドジャースのショウヘイ・オオタニがサヨナラグランドスラムで40-40クラブ入り」と題した速報記事を掲載し、その冒頭で「ショウヘイ・オオタニが9回裏にサヨナラ満塁打を打つと言う壮大なやり方で、40-40クラブに入会した」とした上で、二刀流スターによるMLB史上最速での快挙達成を伝えた。
続けて記事では、「ESPNスタッツ&インフォメーションの調べによると、オオタニはMLB史上初となる50本塁打、50盗塁を達成するペースにある。そして、まだ1シーズン45本塁打、45盗塁を達成した選手は誰もいない」とした上で、サヨナラ本塁打自体、大谷にとってキャリア初だったことに加え、満塁弾もキャリア3本目だったことを伝えている。
地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』も、同日付で電子版に掲載した速報記事の中で大谷による、50-50と45-45の達成の可能性について言及しており、同紙は記事の中で「オオタニは今年もMVP最有力候補としてシーズン終盤を迎えつつ、さらに空前の歴史を作ろうとしている」と前置きした上で、「彼はMLB史上初となる、45-45は達成できそうだが、仮に最後の1ヶ月でヒートアップすれば、50-50の達成も不可能ではなくなってくる」としている。
なお、昨季はブレーブスのロナルド・アクーニャJr.が41本塁打、73盗塁で史上5人目となる40-40を達成しているが、2年連続で40-40が達成されたのはMLB史上初の出来事である。
J SPORTS 編集部