西島秀俊、中島哲也監督7年ぶり新作「時には懺悔を」に主演…満島ひかり、黒木華、役所広司ら共演
俳優の西島秀俊が、中島哲也監督の7年ぶりの新作映画「時には懺悔を」(6月公開)で主演を務めることが1日、発表された。満島ひかり、黒木華、役所広司らが共演する。 原作は打海文三氏の同名小説で、重度の障がいを抱える子どもを通して描く親子の絆の物語だ。監督と初タッグとなる西島は、家族との不和を抱えながら生きる男・佐竹を演じる。 大ヒット作「告白」(2010年)などで知られる中島監督は、構想に15年をかけた7年ぶりの新作の公開にあたり「原作小説を読んでから約20年。ずっと映画化を切望しましたが難しいと言われ続け、中止になってもおかしくない事態に何度もぶつかりながら、障がい児関連の人々など多くの人の協力と努力に支えられ、やっと完成しました」と万感の思いをつづった。 本作について「『この子は生まれてこないほうが幸せでした』。劇中のセリフですが、そう言われた子どもがそれでも生まれ、多くの人々の心を動かし、その人の人生に影響を与える。望まれなかった命が誕生し誰かの救いになって、この世界に生まれてきた価値があると証明する。そのことと正面から向き合った映画だと思います」とアピールしている。 宮藤官九郎、柴咲コウ、塚本晋也、片岡鶴太郎、佐藤二朗も出演する。
報知新聞社