ウクライナに供与されたF-16が戦果を挙げる? ゼレンスキー大統領が発表 撃墜した兵器の詳細とは
インフラ攻撃に対抗か
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2024年11月17日、F-16のパイロットが10以上の空中目標を撃墜したと発表しました。 【かなり地味になった…?】これが、供与前に予想されたF-16のデザインです(写真) ロシア軍は11月17日未明から朝にかけて約120発のミサイルと、90機の自爆ドローンによる、ウクライナ全土へのインフラ攻撃を実施しました。 この防空のために出撃したウクライナ空軍のF-16飛行隊は約10機の空中目標を撃破したとのことですが、撃墜した兵器の詳細は明かされていません。 なお、11月17日の攻撃では、ツィルコン極超音速ミサイル1基、キンジャール極超音速ミサイル8基、Kh-101及びカリブル巡航ミサイル101基、イスカンデル弾道ミサイル1基、イラン製の自爆ドローン「シャヘド」及びロシア製の「ゲラン2」約90機などが使用されたとのことです。 F-16はアメリカなどから供与を受けたAIM-120「アムラーム」空対空ミサイルと、AIM-9X「サイドワインダー」を搭載しているといわれています。 ただ、この装備では極超音速ミサイルや弾道ミサイルの撃墜は不可能なため、近距離での攻撃が行える、赤外線誘導ミサイルのAIM-9X「サイドワインダー」と、機体に内蔵された機銃を使い、巡航ミサイルや自爆ドローンの撃墜を行ったのではないかと現地メディアでは報じられています。 F-16に関しては、7月31日にウクライナに初めて到着したことが報じられ、8月初旬以降、最低でも10機程度がウクライナで戦力化されているとみられています。最終的にウクライナはデンマーク、オランダ、ノルウェーから100機弱のF-16を受領する予定です。
乗りものニュース編集部