満を持して動き出す「浮体式洋上風力」関連有力12銘柄
"脱炭素"の切り札と言われる「浮体式洋上風力発電」、浮体式開発のコストとリスクを低減させる技術開発が官民で急がれる(イメージ写真:mimi/PIXTA)
4月の日米首脳会談では、脱炭素・クリーンエネルギーへの移行加速に向けて両国が協力することを確認。その1つの方策として「浮体式」洋上風力発電の推進で連携していくことを表明した。 ここにきて「浮体式」をめぐる官民の動きが急だ。政府は3月13日、洋上風力発電の設置可能区域を現状の領海内から排他的経済水域(EEZ)まで拡大させることを盛り込んだ再生可能エネルギー海域利用法の改正案を閣議決定した。 一般にEEZでは水深が深いため、この海域では風車を海面に浮かべる浮体式が前提となる。洋上風力の拡大のためにEEZでの浮体式導入が不可欠との判断による。日本は世界第6位の広大なEEZを有する。
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野津 滋