バイエルンがレバークーゼンDFターの獲得断念…代わりのCB獲得にも動かず
バイエルンはレバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ター(28)の獲得を断念したようだ。 昨シーズンは主力センターバックとしてクラブ初のブンデスリーガ制覇に貢献し、ドイツ代表の最終ラインにも定着したター。今夏はバイエルンが早くから獲得に動き、本人も移籍を熱望と報じられていた。 しかし、バイエルンとレバークーゼンのクラブ間交渉が難航し、8月上旬には撤退報道も。オランダ代表DFマタイス・デ・リフト(25)をマンチェスター・ユナイテッドに売却したが、流れは変わらなかった。 バルセロナも興味を示し始めたなか、ドイツ『ビルト』によると、ターはレバークーゼン残留が決定的に。3000万ユーロ(約48億2000万円)以上のオファーを待っていたが、これ以上は代わりの選手を探す時間がないため、バイエルンとバルセロナに放出しない意思を通達したという。 また、バイエルンはターに代わるCB補強に動かないとのこと。ドイツの移籍市場に精通するジャーナリストのフロリアン・プレッテンベルク氏によると、2000万ユーロ(約32億2000万円)+ボーナス500万ユーロ(約8億円)のオファーを拒否されたスポーツ部門取締役のマックス・エバール氏は破談の経緯を明かしている。 「レバークーゼンは3週間半前に期限を提示し、我々はそれまでに一定の金額を支払う必要があった。私は(レバークーゼンのスポーツ・ディレクターを務める)シモン・ロルフェスに書面で『シモン、期限と金額を提示してくれてありがとう。しかし、どちらも間に合わせることはできないから交渉は終了だ』と伝えた。それが3週間半前のことだ」 「もちろん、売却が叶って資金が手に入った場合に備え、取引を再開できるか今になってもう一度問い合わせた。だが、『もしも』の条件がたくさんあり、実現はしないだろう」 ターとレバークーゼンの契約は2025年6月まで。1年を切っているが、今夏の移籍は叶わない結果となった。 なお、バイエルンはフランス代表FWキングスレー・コマン(28)の放出にも動いている状況。バルセロナやサウジアラビアのアル・ヒラルから関心があり、サウジアラビアへの売却は9月2日まで可能となっている。
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