伊東輝悦の引退会見 オーバーオールはクラブ正装の「移動着」ラフな服装が話題
10月31日に今季限りでの現役生活を表明したJ3アスルクラロ沼津MF伊東輝悦(50)の引退会見での服装が話題になっている。 【写真】アトランタ五輪、ブラジル戦で決勝ゴール決めた伊東に抱きつく城と喜ぶ中田英寿 アスリートの引退会見ではスーツ姿が定番だが、伊東は白のTシャツにオーバーオールというラフな服装で臨んだ。一見、場違いと思われるが、実はクラブの正装だ。 沼津は静岡・駿東郡清水町に本社工場を置く「山本被服株式会社」とスーツサプライヤー契約を結んでいる。繊維製品の製造販売を行う同社は昨年創業100年を迎えた老舗。同社が選手の移動着として提供していた。 着用したオーバーオールは1926年に実在した日本最古のデニムオーバーオールを復刻したモデル。普段からデニムを愛する伊東は「復刻プロジェクト」にも携わっていたという。 引退発表から一夜明けた1日は会見での服装が「斬新」と話題になった。アトランタオリンピック(五輪)でチームメートだったJ2清水エスパルスの秋葉忠宏監督(49)もクラブの「移動着」とは知らず、「最初にニュースで見た時にビックリしましたよ」と驚いた様子だった。【神谷亮磨】