「通勤用」と「レジャー用」で車を2台持ちはぜいたく? 1台手放したらどれくらい節約になる?
車が好きな人の中には、2台所有して使い分けているケースがあります。車を2台所有していると、その分維持費も高くなります。 中には、1台を手放した場合にどのくらい節約できるか気になる方もいるでしょう。今回は車を1台手放した場合に節約できる費用をまとめました。あわせて、車を手放した際のメリットも紹介しています。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
車を1台手放した場合に節約できる費用
通勤用とレジャー用では、乗車している車種が異なるケースが多いでしょう。通勤用を軽自動車・レジャー用をスポーツタイプ多目的車(SUV)と仮定した場合の1ヶ月の平均維持費は、以下の通りです。 ・軽自動車:1万1000円 ・SUV:1万7500円 現在所有している2台のうち1台を手放した場合、以下の費用を節約できる可能性があります。 ・自動車税 ・車検代 ・保険料 ・駐車場代 それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。 ◆自動車税 自動車税は、自動車を所有していると毎年支払いが必要になる税金です。4月1日時点での所有者に加算され、毎年5月31日までの支払いが必要になります。自動車税の金額は総排気量によって決まり、金額は表1の通りです。
※東京都主税局「自動車税種別割」および総務省「地方税制度」を基に筆者作成 ◆車検代 車を1台手放すと、車検代の節約にもつながります。車検代は2年に1回発生する車の維持費用ですが、平均すると以下の金額になるようです。 ・軽自動車:6~8万円 ・普通自動車:10万円前後 2年に1回とはいえ、上記の金額を節約できるのはメリットといえるでしょう。なお普通自動車については、車両重量が重くなるほど車検代が高くなる点も注意点としてあげられます。 ◆保険料 車を所持している場合、保険料の支払いが必要です。まず自賠責保険ですが、12ヶ月契約で普通車の場合1万1500円かかります。 対して、軽自動車の保険料は1万1440円です。任意保険は、車種や走行距離・契約者の年齢によって保険料が異なります。平均価格を調べてみると、年間で4~5万円程度が多いようです。 ◆駐車場代 自宅に駐車場がない場合や賃貸に住んでいる場合、駐車場の使用料も必要です。2台所有している場合は、当然駐車場も2つ借りなければなりません。駐車場代の平均賃料は、8000円から1万円程度が多いようです。 ただし、都内や都市部は駐車場が高くなり、地方に近づくにつれて安くなるのが一般的です。