中日・柳裕也、来季も『柳シート』継続し勇気づける投球みせる 交通遺児支援チャリティーコンペ
中日の柳裕也投手(30)が9日、愛知県豊田市の「三甲ゴルフ俱楽部 京和コース」で交通遺児支援のチャリティーゴルフコンペを開いた。これまで交通遺児らをバンテリンドームナゴヤの主催試合に招待してきた「柳裕也招待プロジェクト」を来年も継続する意向を明かした。 「自分自身が小さいときに交通事故で父を亡くしていて。チャリティーコンペを通じて交通遺児の子どもたちに何かできればと」。この日のコンペには高橋宏や松木平、小松辰雄OB会長や山崎武司副会長ら165人が集まった。表彰式であいさつに立った柳はしみじみとあいさつした。 柳は小学6年の時に父を交通事故で亡くしている。「自分と同じ境遇の子どもたちに野球を通じて元気を届けたい」という思いから、交通遺児らをバンテリンドームに招待してきた。2022年から続くプロジェクトについて「これは来年もやるつもりでいます」ときっぱり。この日はチャリティーオークションなどで集まった収益金を交通遺児支援のために寄付するとともに自らのプロジェクトも継続していく。 今季は開幕投手を務めながら4勝と本来の姿ではなかった。「ローテを守れるように頑張りたい」。誰かを勇気づける投球をみせるだけだ。
中日スポーツ