子供を預けてパパやママは休息を 疲れ癒やせる保育施設が誕生 知ってる!?
川崎市中原区のJR武蔵小杉駅前に今年1月、一風変わった一時保育施設がオープンした。三井不動産が運営する「YASMO(やすも)」は、ベッドのある休息室を併設し、子供を預けながらパパ、ママが休息できる。夜泣きなどで寝不足になりがちな親にとって、ありがたい試みだ。 生後3カ月から未就学児まで、空きがあれば事前予約不要で利用できる。保育士ら3人が常駐。利用後には写真付きで様子を伝える保育カードも提供する。 休息室は、マッサージ器具を備えた「Hoguso(ほぐそ)」、安眠グッズのある「Nemuro(ねむろ)」、電子書籍を楽しめる「Komoro(こもろ)」-の3種12室。休憩中に何かあってもすぐに駆け付けられる安心感が好評という。 生後4カ月の長女を連れた育児休職中の女性(29)は「私もリフレッシュできるし、子供も楽しく過ごせて安心感がある。毎日寝不足でつらく、本当にありがたい」と笑顔だった。 社内公募で実現した同社初の保育事業で、同社の吉田裕太さん(29)、増井友加里さん(38)が発案した。ともに故郷を離れ、都心での子育てを経験しており、吉田さんは「親も安心して休める場所が必要と思った。住み続けたいと思われる街にしたい」。増井さんも「子育てがもっと楽しくなるよう、サポートしたい」と意気込む。 まだ1施設のみだが、同社が街づくりに関わる豊洲(東京)、幕張(千葉)エリアなどを想定し、3年間で10カ所の拡充を目指すという。