ｙｏｋｋｏさん（右）と手話を交えて「シャイン！！」を歌う児童たち＝高島市安曇川町・青柳小

　滋賀県内で来秋開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会（国スポ・障スポ）を盛り上げようと、県内の小中学校で県が開催する「国スポ・障スポ教室」の活動が始まった。2024年度の初回として開かれた青柳小（高島市安曇川町）では、児童たちが手話であいさつしたり、歌を歌ったりした。 【写真】児童に手話を伝えるyokkoさん 　大会を知ってもらい、障スポで訪れる障害者への理解を深めてもらおうと、県が22年度から取り組んでいる。大会イメージソング「シャイン‼」を作詞作曲した手話シンガー・ソングライターyokkoさん（41）=草津市=が講師役を務め、過去2年で22校を訪問した。 　青柳小での教室は9日に開催された。yokkoさんが障スポの競技数などを質問するクイズを出しながら大会について紹介。あいさつや数字の数え方の手話を伝え、最後に手話を交えて一緒に「シャイン‼」を歌った。 　3年の山﨑心咲さん（9）は「手話をいろいろ学べて楽しかった。卓球をしているので五輪選手が滋賀に来てくれたらうれしい」と話した。yokkoさんは「応援する人や運営する人もみんなが輝ける国スポ・障スポにしたい」と思いを込めた。教室は来年1月まで県内の計10校で開催する。