キャッチコピーは”日本一小さい営業マン” 身長139センチの男性「障害は唯一無二の個性。一番の武器」営業成績は社内トップ
山崎海斗さん「すごく家で明るくしてくれたりとか強い母でいてくれてたので、自分にとっては最悪もし自分になにかあったとしても、助けてくれるという安心感があったので」 ■人生を変えた同級生の「一言」とは・・・ 中学卒業後、海斗さんが入学した高校は厳しい校則がなく、みんなが違った服装、髪型をしていて、個性的な生徒が多い学校でした。 そこで、仲良くなった同級生からのなにげない一言が、海斗さんを変えるきっかけとなりました。 山崎海斗さん「『海斗も変わっとるけど俺たちもみんな変わってるし、別に気にせんでよくない?みんな違って、みんないいんやろ』と。その言葉のおかげで自分の殻を破れたというか、心の中にある障害を壊せた気がした」 ■そして、憧れの”営業マン”に 海斗さんは3年前、営業マンとして働く父・寿久さんの姿に憧れ、寿久さんが社長を務める電子機器販売の会社に就職しました。 父・山崎寿久さん「いやもう反対しましたよ、ずっと営業マンはやめとけと言ってたんですよ。朝早くとか夜遅くとか車も当然運転しないといけない、自分だけではなくてほかのスタッフにも迷惑をかけたりするので。ただ、やると聞かないからですね。本人が」 寿久さんの心配をよそに、海斗さんは持ち前の明るさで職場に溶け込んでいきます。 営業成績も社内でナンバー1になりました。 山崎海斗さん「僕からも『できないことや難しいことは手伝ってください』と、なんでも言い合える関係性になれたことは、同僚、上司含め会社の皆さんのおかげだなとは思っています」 同僚はこう話します。 「とにかく明るく前向きなところですかね」 「いいキャラですね。僕らも接しやすいですし」 「なかなか障害を武器にできる人できない人いると思うので、それをポジティブに捉えて武器としてやってるのはすごいかなと」 この日、海斗さんは、担当する福岡市東区にある取引先に向かいました。取り扱う電子機器の修理も海斗さんの仕事です。