平均年収は?何にお金を使ってる?貯蓄するには?20代のお金のリアルと、貯蓄をつくるためのキホン。
読者世代のお金のリアルは?
FP監修で20代の貯蓄データやお金とのつき合い方を解説。節約のポイントや貯蓄の鉄則など、専門家からのアドバイスでお金&貯蓄の基本を知ろう! 【画像】「20代から成功できるマネーライフ」についてもっと見る! ■教えてくれたのは…ファイナンシャルプランナー 合田菜実子 先生 1級FP技能士。キャリアコンサルタント。著書に『教えて合田先生! 18歳までに知っておきたいお金の授業』(シーアンドアール研究所)など。お金とキャリアの両面から支援できる専門家として活躍中。
平均は気にしなくてOK! 理想の貯蓄額は人それぞれ
20代単身世帯の平均貯蓄額は120万円程度。しかし貯蓄割合の内訳を見てみると、まったく貯蓄していない「ゼロ貯蓄」の人が約3割、逆に収入に対して35%も貯蓄している人は16%。「しっかり貯蓄する人」と「ゼロ貯蓄の人」がいるという状態です。平均貯蓄額は「しっかり貯蓄する人」の中に数千万円の貯蓄がある人が数人いれば、ぐんと引き上げられます。つまり、平均値は「みんなが当然のように貯めている額」ではないことに注意してください。20代単身世帯の貯蓄額を小さい順に並べたときに真ん中にくる"中央値"は9万円とかなり少なめ。とはいえ理想の貯蓄額は、年収、住んでいるエリア、実家住まいかひとり暮らしか、望む生き方などによって異なるので、平均は気にしなくてOK。20代は「貯める」ことよりも「貯める習慣をつくる」練習をすることが最も大切です。