東北で唯一の専業卸の菓子展示会 出展メーカー数が過去最多を更新 メーカーと小売店が出会える場として支持拡大 関口
今期売上高の出足は上々。 4-7月売上高は、前年同期比8.09%増。エリア別では、東北が12.5%増、関信越が3%増となり東北が牽引した。 これにより同社の売上構成比は東北が数ポイントアップして、現在、東北・北海道で55%、関信越で45%となっている。 今期は73期目となり、7年後の創業80周年に向けては全社で500億円の売上目標を掲げる。その通過点である今期の売上高目標は11%増の268億円。「4-7月で8%増のため、もう少し頑張らないと届かない」と気を引き締める。 東北は1150億円と推定される東北菓子市場でシェアアップを狙う。前期、東北の売上高は約135億円でシェアは1割強。これを2割まで引き上げる。 「一般的に売上げは人口減少に伴って減っていく。特に東北・北海道では人口減少のスピードが早く、それにつられて市場も減っていくため、シェアを重視している。まだまだ実行できていないお取組みがたくさんあるので楽しみ」と意欲をのぞかせる。 東北でのシェア拡大に向けて、採用と設備投資に注力していく。 人材確保に向けては、働きやすい環境づくりとして、来年から休暇日数を増やすなど新たな人事制度を導入する。 設備投資については、仙台支店と秋田支店も拡張移転を計画。仙台支店は現在の1.7倍程度の広さの土地を取得し2025年に新倉庫の稼働を計画。秋田支店も今期中の拡張移転を予定している。