中央大・牧 秀悟内野手

　　DeNA・牧 秀悟内野手（松本第一出身）が20日、契約交渉に臨み、1億1000万円増の2億3000万円でサインした。（金額はいずれも推定） 吉田輝星、根尾、小園…「2018年高卒ドラフト組年俸ランキング」！ トップを走るのはドラフト下位選手！ 　プロ3年目の今シーズンは全143試合に出場。打率.293、29本塁打、103打点をマーク。本塁打と打点はキャリアハイで、打点王と最多安打のタイトルを手にした。入団4年目となる来季の年俸が2億円に到達したのは、日本ハム時代のダルビッシュ 有投手（東北高出身）と、日本ハム時代の大谷 翔平（花巻東出身）以来、3人目。2人は2億円だったため、金額面では上回り、最高額となった。 　中央大出身の牧は2020年ドラフト2位で入団した。この時のDeNAドラフト1位は入江 大生投手（作新学院出身）で、来季の年俸は100万円ダウンの4400万円。22年には中継ぎとして57試合に登板し5勝、10ホールドを挙げるなど、十分な活躍をしているが、やはり牧には及ばない。プロ1年目の年俸は牧が1300万円、入江が1600万円だったが、今や、牧の年俸は入江の約5倍となっている。 　この年のドラフト1位の来季の年俸を調べてみた。 ★社会人 広島　栗林 良吏投手（愛知黎明出身）1億1500万円（△2000） ★大学生 阪神　佐藤 輝明内野手（仁川学院出身）1億5000万円（△6500） 日本ハム　伊藤 大海投手（駒大苫小牧出身）1億1000万円（△2500） ヤクルト　木沢 尚文投手（慶應義塾出身）5200万円（△1500） DeNA　入江 大生投手（作新学院出身）4400万円（▼100） 楽天　早川 隆久投手（木更津総合出身）3300万円（現状維持） 巨人　平内 龍太投手（神戸国際大附出身）2300万円（▼600） ロッテ　鈴木 昭汰投手（常総学院出身）1800万円（△200） 西武　渡部 健人内野手（日本ウェルネス東京出身）1600万円（△400） ★高校生 中日　高橋 宏斗投手（中京大中京出身）6300万円（△2800） オリックス　山下 舜平大投手（福岡大大濠出身）4000万円（△3300） ソフトバンク　井上 朋也内野手（花咲徳栄出身）900万円（△40） 　広島の栗林、日本ハムの伊藤、阪神の佐藤が、初めて1億円を突破した。3人をはじめ、今やチームの顔になっている選手もいれば、中日高橋やオリックス山下のように、これから大きく羽ばたくことが期待される選手もいる。 　年俸的には、牧は同期のドラ1たちを大きく上回って余りある。2020年ドラフト組の「リーダー」となり、さらにリードを広げていくのか注目だ。