【過剰人気馬を斬る!】中山の芝はまだまだ高速馬場 距離を問わずスピード能力は不可欠に
運動理論馬券でおなじみの岡本将孝記者が、当日のオッズを見て〝過剰人気馬〟をピックアップ。「前走2着はレベルが低かっただけ」「直前の雨は割引」「内枠でモマれると不安」などなど。独自の観点を持ち、JRAの全レース全馬分析も行っている岡本記者だからこそ分かる、オッズの〝ゆがみ〟を指摘します!
【土曜中山9R・ノエル賞】<br>過剰人気馬=アンゴラブラック
午前11時07分現在、アンゴラブラックが単勝3・8倍で1番人気。素質は確かな馬で、前走(中山芝内2000メートル)の勝ち時計2分01秒0(重)も優秀。ただ本馬は、馬場状態にかかわらず地面をエグるような挙動で走っている。前走のような緩い馬場がベターで、今の高速馬場が合うとは思えない。また、今回は長期休養明けで万全とまではいかない様子だし、勝ち切るまではどうか。 ここはフォティーゾ(4番人気8・3倍)に魅力を感じる。この馬も勝ち上がり直後だが、その前走(新潟芝外1800メートル)のタイム=1分46秒8(良)は、当日の時計を要す馬場を思えば、ほぼ1勝クラスに匹敵するものだった。走法的に高速馬場も問題なしで、成長分も見込めば、あっさりまであり得る。
岡本 将孝