高知競馬場（2020年撮影）

　明日の中央競馬は函館、東京、京都の3場開催で、重賞は京都でマーメイドSが行われます。先日の「デスク便り」で書きましたが、名馬の母たちが制してきたマーメイドS。勝った馬だけじゃなく、この重賞を走った馬の名前を見ていると、あの馬のお母さんやこの馬のお母さん、来年のクラシック候補と言われる馬のお姉さんも…。ブラッドスポーツの面白さ、深さを見つけることができるレース。見逃せません。 　そして、地方競馬は帯広（ばんえい十勝）、水沢、高知、佐賀の4場で行われます。こちらも絶対に見逃せないレースが明日は…。 　水沢12Rは東北優駿（ダート2000メートル）。7戦無敗のフジユージーンが登場します（午後6時5分発走予定）。出走表明していた東京ダービーは寝違えのアクシデントが発生し、無念の辞退。仕切り直しの一戦でどんな競馬を見せてくれるのか。 　東北優駿は岩手版クラシックの2冠目。「全日本的なダート競走の体系整備」により、今年から羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートクラシックのダート3冠がスタートしたため、昨年までの副称だった「岩手ダービー」の名称を返上し、「東北優駿」の名称で行われる、とのことです。 　高知7Rは高知優駿（ダート1900メートル）。こちらは8戦7勝2着1回のプリフロオールインが登場します（午後6時15分発走）。東京ダービーでシンメデージーが4着、関東オークスでグラインドアウトが3着。全国の舞台で高知デビューの高知所属馬がハイレベルな戦いを演じており、高知優駿も熱いレースを期待したいところ。南関東からの遠征馬2頭と地元高知の馬たちが激突します。 　東北優駿と高知優駿…、明日は午後6時過ぎが熱いです。【競馬デスク＠大阪中之島】