新型メルセデス・ベンツCLAのパワートレーンが判明。EVが2種類、ハイブリッドが3種類で2025年春に発表へ
ハイブリッドは前輪駆動で3種の仕様をラインナップ
HVもMMAアーキテクチャーを採用するが、こちらは前輪駆動(FWD)が基本レイアウトとなるのが大きな違いだ。もちろん全輪駆動の「4MATIC」も用意される。 エンジンは新たに開発されたM252型1.5L直4ターボのミラーサイクルで、これにモーターと8速DCTトランスミッション(8F-eDCT)、そしてインバーターが組み合わされる。100kW(約136ps)、120kW(163ps)、140kW(約190ps)の異なるチューニングが施された3種類を設定している。もちろん、今後さらに厳しくなる排出ガス規制にも対応済みだ。 一方、モーターは各仕様とも共通で、最高出力は20kW(約27ps)。48Vテクノロジーが採用された新開発のモーターとエンジンのあいだに分離クラッチを設けることによって最高100km/hまでは完全なEV走行も可能であり、エンジンを始動することなくモーターのみでの発進もできる。回生機構(最大25kW)も備えたシリーズパラレル方式のストロングHVだ。 EV、HVともにその全貌が明らかになるのは来春の正式発表を待つしかない。とは言え、サイズ感や大まかなシルエットはすでに公開されており、残る最大の関心事はAIを大胆に取り入れると伝わるSDV関連技術だろう。果たして、次世代を見すえたメルセデス・ベンツのエントリーモデルは、どんな未来を見せてくれるのだろうか。