陸自オスプレイの地面接触事故 人的要因と事故調査結果を発表
防衛省は先月、陸上自衛隊の輸送機オスプレイが離陸時に翼の一部が地面と接触して損傷した事故の原因について、人的要因であるとの調査結果を発表しました。 この事故は、先月27日、沖縄県の与那国駐屯地で陸自の輸送機オスプレイの機体が離陸時に左右に揺れ、左翼の下部が地面と接触して損傷したもので、陸上自衛隊は「航空事故」に認定し、調査を行っていました。陸自のオスプレイの事故は初めてです。 14日に発表された調査結果によりますと、操縦士が離陸時に、エンジン出力に関連するスイッチを押し忘れたことで高度の低下が発生し、一旦着地したものの、操作が適切でなかったため、機体に揺れが発生したということです。 事故調査委員会は、人的要因によるものとして、ミスを防ぐためにスイッチを目立たせるようにマーキングすることや、緊急操作の徹底などの対策を行うとしています。 陸上自衛隊は、再発防止策を徹底したうえで、15日以降、順次、訓練飛行を再開するということです。