インバウンド拡大へ居合道など体験 村山地域巡るツアー
インバウンド(訪日客)拡大に向け、やまがた広域観光協議会は31日、台湾やタイからの誘客を手がける国内旅行会社3社の担当者を招き村山地域の観光資源を巡るツアーを実施した。2泊3日の行程で、初日は村山市の熊野居合両神社で居合道を体験した。 銀山温泉(尾花沢市)や蔵王、山寺(山形市)を訪れる観光客に周遊を促すため、村山地域の観光地の魅力アップに向けて旅行会社から助言をもらうため初めて企画した。11月2日までの3日間で、酒蔵見学や紅花染の体験などを行う。 居合の始祖・林崎甚助重信をまつる同神社で行われた居合道の体験では、担当者3人が道着に着替えて作法や基本動作を学んだ。本物の刀を手にし、畳筒を一刀両断すると満足そうな笑みを浮かべていた。 和楽旅行社(仙台市)の阿部素子社長は、「本物の刀に触れる体験は需要がある。教え方も上手だった」とし、「一連の流れを紹介する動画をユーチューブやインスタグラムなどに投稿すれば、来日前にイメージできPRにつながる」と提案していた。