《来年は全国まわるからすごく楽しみ》急逝・中山美穂さんが“最期のコンサート”でファンと歌った「ラストソング」
歌手で俳優の中山美穂さんが亡くなった。54歳だった。12月6日、中山さんが仕事の現場に来ず、関係者らが東京・渋谷にある自宅を訪ねたところ、浴室で倒れているところが見つかったという。 【写真】生前最期のコンサートとなったビルボード横浜でのコンサートの様子
「あまりにショッキングな出来事だったため、様々な憶測が飛び交いましたが、所属事務所が8日に死因は入浴中の不慮の事故によるものだったと発表しました。警視庁が遺体を詳しく調べた結果、目立った傷はなく事件性はないと判断したとのことです」(社会部デスク) 1985年にデビューし、『ただ泣きたくなるの』や『You’re My Only Shinin’ Star』などのヒット曲で知られる中山さん。1999年以降は俳優業に専念していたが、2019年に本格的に歌手復帰。ファンミーティンングや全国ツアーを行うなど精力的に活動をしていた。 事故当日は『Miho Nakayama Chrismas Concer2024 in Billboard Live』大阪公演に出演するはずだった。中山さんは横浜、大阪、東京をまわるクリスマスコンサートの真っ只中で、12月1日の横浜での公演が人生で最後のライブとなってしまった。このライブに居合わせた40年来の男性ファンが語る。 「ビルボード横浜は収容人数が300人ほどの小さな会場なんです。ライブには夕方の部と夜の部があって、私は夜の部に参加しました。チケットは前売りから完売していて、往年の50代くらいのファンの方が多かったかな。最近の昭和歌謡ブームからか20代くらいの若い方もポツポツ参加していました」 デビューから39年が経った今でも、人気が衰えていなかった中山さん。約1時間半をかけて13曲のセットリストを歌い上げたという。しかしデビューから追っかけを続けていた前出・男性ファンは、最近のライブでは変化を感じていたと口にする。
リクエスト曲に応えてくれた
「歌手活動に復帰してからは、ファンのリクエスト曲にすごく応えてくれるようになったんです。以前は美穂ちゃんの歌いたい曲を歌っていた感じだったんですけど。ぼくが大好きな『クローズ・アップ』っていう初期の曲をリクエストしていて、約35年ぶりに歌ってくれたんです。歌ってくれて喜んでいたら、それが最後になっちゃった……」 訃報を聞き、涙が止まらなかったという男性ファン。訃報があった翌日に参加したという、中山さんの“同期歌手”のライブでは印象的な出来事があったようだ。