広瀬めぐみ参院議員が辞職 秘書給与の詐欺疑惑巡り
広瀬めぐみ参院議員(58)=自民党離党、岩手選挙区=は15日、議員辞職願を尾辻秀久参院議長宛てに提出し、許可された。公選法の規定により10月27日に補欠選挙が行われる。東京地検特捜部は、広瀬氏が秘書給与を国から詐取したとして、詐欺容疑で立件する方向で捜査を進めている。 広瀬氏はコメントを発表し「事務所の経費捻出のため、公設第1秘書の配偶者に公設第2秘書をお願いし、給与から資金提供を受けたことは事実だ」と認めた。議員の職責を全うするのは不適切だと判断したと強調。「軽率な行為だったと反省している。心よりおわびする」とした。 広瀬氏は7月30日に詐欺容疑で東京・永田町の議員会館事務所や自宅への家宅捜索を受け、自民を離党した。 広瀬氏は上智大出身で2001年に弁護士登録。22年参院選で岩手選挙区から初当選した。今年3月には、週刊新潮が報じた外国人男性との不倫関係を認めた上で離党と議員辞職を否定。「しっかり仕事をする姿を国民に見せることで、少しでも信頼を取り戻せるよう誠心誠意努める」と述べていた。