トルコ首都郊外の攻撃、クルド系武装組織PKKが責任認める
トルコの首都アンカラ郊外の大手軍需企業「トルコ航空宇宙産業」（TUSAS）本社で23日に5人が死亡した攻撃について、クルド系武装組織「クルディスタン労働者党（PKK）」は25日、攻撃の責任を認める声明を出した。トルコの通信社が報じた。 【写真】2024年10月23日、トルコの首都アンカラ郊外のトルコ航空宇宙産業（TUSAS）本社の入り口で携帯を手に悲しむ女性=ロイター PKKは、トルコや米国、欧州連合（EU）がテロ組織に指定するクルド系武装組織で、1980年代から政府系施設などへの攻撃を繰り返している。攻撃をめぐり、トルコ政府はPKKのメンバーが関与した「テロ」と断定し、非難していた。 TUSASは、戦闘機やドローン（無人機）などを製造していることで知られており、トルコは、TUSAS製ドローンをクルド系武装組織との戦いに投入しているとされる。（イスタンブール=根本晃）
朝日新聞社
