坂本花織、首位発進 今季GPシリーズ初戦・スケートカナダSPで貫録の演技【フィギュアスケート】
◇25日 フィギュアスケート グランプリ（GP）シリーズ第2戦・スケートカナダ第1日（ハリファクス） 女子ショートプログラム（SP）が行われ、今季のGPシリーズ初戦に臨んだ世界選手権3連覇中の坂本花織（24）＝シスメックス＝が74・97点で首位発進した。 最終12番滑走だった坂本は赤をベースとした衣装で登場し、初挑戦するタンゴの調べに乗った演技を展開。冒頭で代名詞といえるダブルアクセル（2回転半ジャンプ）を大きな軌道で決めて、GOE（出来栄え点）で1・27点の加点を獲得。これで波に乗ると、世界女王の貫禄を見せ続けた。 2本目の3回転ルッツもしっかり決めて、1・35点を加点。3本目に跳んだ連続ジャンプのフリップ―トーループの連続3回転ジャンプはセカンドジャンプで4分の1の回転不足を取られたものの、GOEはプラスとした。また、ジャンプ以外の構成要素も全て最高のレベル4でそろえ、2位のアリサ・リウ（米国）に7・29点差をつけて首位発進。演技後の坂本はホッとしたようで、得点のアナウンスを聞くと満面の笑みを浮かべた。 他の日本勢は昨季GPファイナル3位の吉田陽菜（19）＝木下アカデミー＝が65・32点の4位、昨年大会で3位となった松生理乃（20）＝中京大＝が52・31点の10位で26日のフリーに進んだ。
中日スポーツ
