トヨタ出資の中国自動運転「Pony.ai」、米ナスダック上場 ロボタクシー事業の黒字化に自信
トヨタ自動車が出資する中国の自動運転スタートアップ「小馬智行(Pony.ai)」が11月27日、同業の「文遠知行(WeRide)」に続き、米国のナスダック証券取引所に株式上場した。2024年に米上場を果たした自動運転企業で最大規模の新規株式公開(IPO)となった。 上場初日、Pony.aiの株価は一時上昇したものの、その後下落し、終値は12ドル(約1800円)と発行価格の13ドル(約2000円)を下回った。時価総額は約42億ドル(約6300億円)となった。 Pony.aiは2016年に設立され、主力の自動運転タクシー(ロボタクシー)に加え、自動運転トラック(ロボトラック)や自家用車向け自動運転システムを手がけている。すでに北京、広州、深圳などでロボタクシー250台以上を運行しており、25年には1台あたりの営業粗利益がプラスに転じる見込みだという。 IPO前の持ち株比率は、Pony.aiの彭軍・最高経営責任者(CEO)氏が19.1%で筆頭株主、トヨタが13.4%で第2位株主、ベンチャーキャピタルの紅杉中国(Hongshan)が10.2%で第3位株主だった。 *1ドル=約150円で計算しています。 (36Kr Japan編集部)