今年もやって来た!浜松・三ケ日みかん、全国へ初集荷「糖度、酸度は例年並み」
浜松市浜名区三ケ日町のJAみっかびは9日、本年度産「三ケ日みかん」の初集荷を同JA柑橘(かんきつ)選果場で行った。初日は三ケ日町柑橘出荷組合の29軒から約54トンのミカンが運び込まれ、人工知能(AI)搭載の選果システムで次々に自動識別した。 箱詰めしたミカンは、10日から静岡県内や中京、京浜などの市場に出荷される。電子商取引(EC)サイトなどで販売する分は、7月に完成した農産物流通センターを経由して配送される。 今年は収穫量の多い「表年」に当たるが、夏場の高温や少雨、カメムシの被害などが影響し、平均的な表年よりはやや少なくなる見込み。わせ9000トン、青島2万1000トンなど計3万200トンの出荷を予定している。 出荷組合の森田能正組合長は「厳しい状況だったが、生産者の努力で糖度、酸度は例年並みに仕上がった。自信を持って消費者に届けられる」と話した。
静岡新聞社