【光る君へ】上地雄輔が思う怪文書騒動、道綱の胸中「不安な思いでいっぱいだったと」
道長の異腹の兄・藤原道綱を熱演
俳優の上地雄輔が、3日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)の第42回で、演じる道綱の名前が怪文書に記されていた様子が描かれたことについて、同ドラマの公式ホームページの企画「君かたり」内で言及した。「君かたり」は注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る企画。 【写真】「なんか…凄いことに」と驚き ガラリと変化した『光る君へ』最新相関図 「怪文書が来ているのは噂では聞いていたとは思うんですけど、まさか最初に自分の名前が挙がるとは思っていなかったですし、まず本当に驚いたし、すごくショックだったという気持ちと、あと不安にかられた気持ちもあったと思うので、道綱は本当に純粋に道長のことを弟としてかわいがっているのですごく『どうしよう、どうしよう』という不安な思いでいっぱいだったと思います」 釈明する道綱の心情もコメントした。 「純粋に『あれは違うからな』ということを伝えに行ったとは思いますが、本当に本能のまま動く人間であり、損得を気にしないで誰かを蹴落とそうだとか、のし上がろうという気持ちがそこまでない人間だと思っているので、誰かの顔色をうかがうとかもあまりないですし、ただ大好きなかわいい弟・道長に対して『あれは違うからな』ということを、真実を伝えに行きたかったんだと思います」 そのうえで、演じる上での心構えについても触れた。 「道綱が道長に対して『もしかしたら疑われているんじゃないかな』と不安になるのも、道長を信じていないわけではないですけど、そういう怪文書でいろんなことが起こる時代でもあったので、慌てた部分はもちろん正直あったと思うんですけど。あらためて自分の言葉で目を見て伝えたかったという気持ちを兄として、まあ、ふがいない兄ではありますけど、本能のまま『絶対に会いに行って伝えるんだ』という気持ちを大切に向かいました。『自分の思いはちゃんと伝えなきゃいけない』と思ったというのが多分、道綱であり、そこでもしかしたらみんなに疑われちゃうかもしれない、そんなわけないのにって、不安に思ってしまう弱さというか、かわいらしさというか、人間らしさも道綱だと思うので、その道綱らしさをしっかり弟夫婦に言いに行ったという感じですね。(道長が)病にかかっているにも関わらず言ってしまうっていうのは道綱だなと思いました」
ENCOUNT編集部