維新が代表選実施の方針決定 衆院選で6議席減 党内からも馬場代表らの責任問う声 吉村氏「野党で一人負け」
日本維新の会は31日、大阪市内の党本部で常任役員会を開き、11月下旬から12月上旬をめどに代表選を実施する方針を決めました。 11月1日以降、全国の地方議員ら約900人に対し実施の是非をはかった上で、時期などを正式に固める見通しです。 維新は27日の衆議院選挙で大阪の19選挙区すべてで議席を獲得したものの、全国では公示前の44議席から6議席減らし、比例票は前回比で約300万票減少しました。 この結果を受けて吉村洋文・共同代表が「大阪以外では完敗。野党では一人負け状態」と話し、代表選の実施を提言していたほか、党の創設メンバーの1人である浅田均参院会長は30日、馬場代表と藤田選対本部長の責任を指摘し、辞任を求めていました。 馬場代表は役員会の終了後、「選挙総括について、いろんな意見をいただいた。厳しい情勢を私自身もよくわかっているので、早急に代表選をやりたい」と述べました。 また、次期代表選に立候補するかどうかについては「私だけでは決められない」と明確な意向を示しませんでした。 11月に開かれる特別国会の時点では、馬場代表の任期途中であるため「首班指名では『馬場伸幸』と書いてもらう」と説明しています。
ABCテレビ
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