強制わいせつ容疑で書類送検 南城市長「やっていない」 記者会見で辞職を否定 質問を選別、6分で打ち切り 沖縄
元運転手の女性の胸を触ったとして、沖縄県警に強制わいせつ容疑で書類送検された古謝景春南城市長が8日、南城市役所内で記者会見を開いた。古謝市長は6分間に制限した会見で「無実を証明できるよう取り組む」と疑惑を改めて否定し、市長職を続ける考えを示した。一方、中立・野党の6市議は「市政の混乱を招いた」として、古謝市長に辞職要求を申し入れた。 【フル動画】会見の全6分の様子
古謝市長は会見の冒頭、「市民の皆さんに大変なご心配をかけて深くおわびする」と陳謝。その上で、「現時点では書類送検に関する具体的な内容を把握しておらず詳細な内容を話せないが、これまでも真摯(しんし)に対応してきた。検察の捜査にも全面協力し、無実を証明する」と訴えた。 2026年2月の任期満了まで職を続けるのかという質問に対しては、「やっていないから(辞職は)全然考えていない」と続投を明言。今後、起訴された場合も「無実を証明する」と主張した。 古謝市長は2022年12月9日夜、南城市内を走行中の公用車の車内で市長車運転手だった女性にわいせつな行為をした疑いで5日、那覇地検に書類送検された。県警は起訴を求める厳重処分の意見を付けた。 セクハラ疑惑に関する古謝市長の記者会見は、23年12月に本紙報道で問題が表面化してから初めて。しかし、「公務のため」(秘書防災課)として5分間に時間を制限。古謝市長は質問を選別した上、本紙の記者の質問を遮り、市役所を後にした。
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