残業なし!どんなに忙しくても「自分の時間」を作れる人がやっているスケジュールの組み立て方
そのためには、「早く帰れたらいいな」とは考えない
残業をしない人には、ある共通点があります出勤前には「帰る時間」を決めているということ。「早く帰れたらいいな」といった願望だけで、早く帰れるほど甘くはありません。思うだけではダメ。「決意」をしないと、時短は叶わないのです。 出勤する時には、 “帰る時間”を決めてみてください。そして、その時間はあなたが「帰りたい時間」で決めていいのです。決意したら、躊躇せずに手帳に「予定」として記入してみてください。 例えば、18時のところに「仕事終了」と。 たったこれだけのことですが、確実に世界が変わります。 これは、私が実感していることでもあります。実は、社会人1~2年目は、残業三昧の日々を過ごしていました。お恥ずかしいのですが、上司から注意を受けたことをきっかけに、残業を無くさないといけない状況に追い込まれたのです。 そこで、手帳に「帰宅時間」を記入したわけです。その結果、不思議なことが起こりました。これをきっかけに、1日の仕事の進め方が一気に変わったのです。 当たり前のように1時間かけていた打ち合わせは、20~30分ですませるようになりましたし、資料作成もイチから作成せずに、ひな形を流用するといったように進め方が変わっていったのです。 成果に影響しない仕事は、あえてヤメました。そうせざるを得ないから、そうしたまでです。このように「終了時間を決めたこと」が、私の場合は仕事とプライベートの両立を実現させるパスポートとなりました。 もちろん、決めた時間にやり終えられないこともあるでしょう。そんな時は、自分を責めることなく、問題がないのであれば翌日に回す勇気も大事です。 「あともう少し」と延長してしまうのは簡単ですが、考えてみると翌日でも間に合うことは少なくないものです。残業より、翌朝のほうが集中力は確実に高いことは、間違いありません(私の経験からも)。ぜひ、自分を厳しくマネジメントをする、そんな感覚で時短にトライしてみるのはいかがでしょうか。 伊庭正康の「最高効率ワークハック術」>> 伊庭 正康 株式会社らしさラボ 代表取締役 リクルートグループ入社。残業レスで営業とマネジャーの両部門で累計40回以上の表彰を受賞。その後、部長、社内ベンチャーの代表を歴任。2011年、株式会社らしさラボ設立。リーダー、営業力、時間管理等、年間200回以上の研修に登壇。リピート率は9割以上。現在は、オンラインを活用した研修も好評。近著に15万部を超える『できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ(PHP研究所)』『できる営業は、「これ」しかやらない(PHP研究所)』のほか、新刊の『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる(アスコム)』をはじめ、他多数の書籍がある。 ※無料メーリングニュース(全8回) ※YouTube「研修トレーナー伊庭正康のスキルアップチャンネル」、音声メディアVoicy「1日5分 スキルアップラジオ」もスタート。 ※伊庭の研修をオンラインで学べるUdemyの講座も好評(Udemyベストセラー入り!)
伊庭正康