タイガーは「1」、シェフラーは「6」…。世界のトッププロがこだわるボールナンバーに"ケチ"をつけた最近不調のプロとは?
目下向かうところ敵なしのスコッティ・シェフラー。技術も成績もケチのつけようがない。しかし果敢にも、ジャスティン・トーマスがシェフラーの“あること”にケチをつけた。
RBCヘリテージで今季4勝目を挙げたシェフラー。しかもマスターズ、ザ・プレーヤーズ選手権、2試合のシグネチャーイベントと、いずれも賞金総額30億円超えの高額大会ばかり。「今の彼を倒すのは難しい」と誰もが口を揃えている。 そんななか、トーマスはRBCの試合中CBSの放送席にゲスト出演し、シェフラーのボールナンバーへのこだわりについて「奇妙だ」と話したのだ。 普通プロたちは高い数字のボールを使うのを嫌う。「5」や「6」はボギーを連想させるため、「1」を使用する選手が多い。 ところがシェフラーが土曜日に使っていたタイトリストPro V1のボールナンバーは「6」。 「エリート選手が高いナンバーのボールを使っているのを見るのは珍しいことですよね?」とトーマス。 すると司会者が「ラウンドレポーターのドッティ・ペッパー氏も同じことに気付いていました」。 高い数字のボールを使っても勝ち続けているシェフラー。一方で低いナンバーのボールにこだわっても、ここのところ勝ち星がないトーマス。 彼はしみじみ自分とシェフラーの違いを噛み締め、「僕が間違っていたのかもしれません。間違った人生を歩んできたのかも」と自嘲気味に苦笑いした。 ちなみにエリートたちのボールナンバーのこだわりはこうだ。 タイガー・ウッズは1番のボールしか使わない。フィル・ミケルソンは「3」、ジャック・ニクラスは生涯2番のボールにこだわってきた。 例外の1つはアニカ・ソレンスタムの「59」。これは01年の試合中に女子ゴルフ界最少ストロークである59をマークしたことから、自らの希望でメーカーにこのボールをオーダーしている。 そして意外にもアーノルド・パーマーは「7」を使用していた。シェフラーもパーマータイプ!? ※週刊ゴルフダイジェスト2024年5月21日号「バック9」より
週刊ゴルフダイジェスト