【自民総裁選】告示まで9日…林官房長官が出馬表明の一方“チーム”旗揚げも上川外相(衆院静岡1区選出)は推薦人確保まだか
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
自民党総裁選告示まであと9日、3日午後、林官房長官が正式に立候補を表明しました。一方、出馬に意欲をみせる衆院静岡1区選出の上川陽子外相は、まだ20人の推薦人確保に至っていないようです。 (上川 陽子 外相) 「今ある意味でスタートラインが見えてきたという状況でありまして、前に向かってさらに前進していきたいと思っている」 2日夜、上川外相は自身の支持者らとの会合を終えた後、推薦人確保に向けた今の状況について報道陣の質問に応えました。 (上川 陽子 外相) 「今回はどのようなメッセージを私たちのチームでつくるのかということで名前を決めていただきました、『TEAM YOKO』ということで名前を決めていただきましたので、このチーム、皆さんの力を結集して、今回の総裁選にみんなでご参加いただきながら進んでいきたいと、そういう風に思っています」 Q.「TEAM YOKO」の“ようこ”は漢字ですか? (上川 陽子 外相) 「あの…具体的ですね」「TEAM YOKOです」 上川大臣は、4日から6日まで公務でオーストラリアを訪問する予定で、告示日までに推薦人が確保できるのか注目です。一方、3日 午後、林官房長官が出馬会見を開きました。 (林芳 正官 官房長官) 「国民の皆さんが安心できる人に優しい政治“仁”の政治を行っていきたい」 こうしたスローガンを掲げ、官房長官をはじめ、これまでに外相や農水相などを務めた経験と実績をアピールしました。一方、林官房長官は上川外相と同じ旧岸田派。今回の総裁選で問われている派閥の在り方について記者から問われると…。 (林芳 正官 官房長官) 「派閥をなくすということを一議員としてつとめていく、ただ30年間の議員生活の95%ぐらい、旧宏池会の皆さんと切磋琢磨し政策をつくってきた。一緒にやってきた関係は、旧宏池会が派閥としてなくなっても続くものだと思っています」 自民党総裁選は今週、出馬表明がラッシュとなります。4日 水曜日には茂木幹事長が、金曜日には小泉元環境相が出馬表明を行います。さらに来週9日月曜日には高市経済安保担当相が、そして加藤元官房長官も来週、出馬表明を行う考えです。総裁選には少なくとも8人が出馬する見通しです。 3日、上川外相は閣議後の会見で、林官房長官の出馬について記者団から問われました。 (上川 陽子 外相) 「候補者がどのような思いを持って取り組んでいるのか、一人一人のコメントについては差し控えたい。私は、申し上げた通り、私自身の一人一人と思いを伝えながらチームを編成して、きのう『チーム陽子』と名前をつけていただきまして、漢字だそうなので、そういう中で取り組んでいく、このチームの和を広げていく、このことが私自身の大変大きな力になっていると感謝している。精一杯、最後のぎりぎりまで頑張っていきたい」