【NFL】QBワトソンの状況には「少し経ってから」対処するとブラウンズGBベリー
「おそらく・・・去年も(ジョシュア)ドブスについて同じ質問を受けた覚えがあるが、現時点でそこに焦点を当てているわけではない。私たちが焦点を当てているのは、2024年シーズンをきちんと終えること、チームがより高いレベルでプレーすることだ。そういった長期的、あるいは大局的な振り返りはもう少し経ってから行うつもりだ」
2シーズンを通して、ワトソンがその契約金額に見合うクオーターバックであることを示す場面はわずかにあったものの、巨額の完全保証契約を正当化できるようなパフォーマンスを維持するには程遠かった。結果は大きな失望を招くものであり、シーズン第7週にアキレス腱を負傷していなかったとしても、いずれベンチに下げられる可能性が少なからずあったと言える。
簡単に言えば、ワトソンはもはやNFLの32人の先発クオーターバックに名を連ねるにふさわしいプレーをしていなかった。しかし、ベリーGMは水曜日、すべての責任をワトソンに押し付けることなく、次のようにコメントしている。
「もっと広い視点で、私たちはチームとしてうまくプレーできていなかったし、攻撃陣としてもうまくプレーできていなかった。オフェンスがうまくいっていないときは当然、先発クオーターバックとプレーコーラーに一番多くの批判が集まる。しかし、現実には、攻撃というのは組織と連携にかかっている。パフォーマンスを発揮できなかった理由については、各ポジショングループが共同で負っている責任による部分が大きい」
ベリーGMが言っていることは完全な間違いではない。バッファロー・ビルズの攻撃コーディネーター(OC)を務めていたケン・ドーシーを採用してオフェンスの改善を試みたブラウンズは、悲惨な状態となっている。今シーズン、20点以上を獲得したのはボルティモア・レイブンズを相手に衝撃的な勝利を収めたシーズン第8週の一度だけで、しかもそれはQBジェイミス・ウィンストンが今季初先発した試合だった。