金谷拓実が逆転で初の賞金王 中島啓太は失速V逸、ノリス涙の7勝目
◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日(1日)◇東京よみうりCC(東京)◇7002yd(パー70)◇晴れ(観衆5051人) 【画像】古江彩佳が初めてのコンペを開催 1打差首位から出た中島啓太は3バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「73」とスコアを落とした。通算8アンダー4位で初日から首位を守る完全優勝を逃した。 1打差2位から出たショーン・ノリス(南アフリカ)が4バーディ、1ダブルボギの「68」で回り、通算12アンダーで逆転優勝。11月「ダンロップフェニックス」で2位になるなど、今季ここまで6度のトップ10入りをしてきた42歳が2021年「日本オープン」以来の7勝目を挙げた。
インタビューでは「もう最高で涙が出てきちゃいました。みなさんとキャディの弟、国で待ってる家族、みんなのサポートがあって勝てた」と涙を流して振り返った。 5年前には父・パトリックさんが亡くなったが、12月3日が父の誕生日だった。「いい報告ができるのを楽しみにこの大会に臨んでいた。いまそれが実現して、涙が止まらない。日本が大好きなんです」と話した。 通算10アンダー2位に3バーディ、3ボギーの「70」でプレーした片岡尚之がつけた。 トップと約288万円差の賞金ランキング2位でこの大会に臨んでいた金谷拓実は「67」で回り、通算9アンダー3位でフィニッシュ。賞金1000万円を獲得し、賞金ランク1位だった平田憲聖を抜いて、初めての賞金王を戴冠した。 通算7アンダー5位に木下稜介、通算6アンダー6位に堀川未来夢が続いた。前年覇者の蝉川泰果、佐藤大平、清水大成の3人が通算5アンダー7位に並んだ。 今季4勝の平田は「70」と伸ばせずに通算イーブンパー17位。賞金ランキングは2位に終わった。 石川遼は通算1オーバー18位で大会を終えた。
<最終成績>
優勝/-12/ショーン・ノリス 2/-10/片岡尚之 3/-9/金谷拓実 4/-8/中島啓太 5/-7/木下稜介 6/-6/堀川未来夢 7T/-5/蝉川泰果、清水大成、佐藤大平 10/-4/河本力