石川で避難所支援の県職員が痛感「衛生用品も備蓄を」 高まる感染リスク ストレスも懸念
長野放送
能登半島地震の発生から15日で2週間。石川県内の死者は222人、安否不明者は22人に上ります。今も1万6000人余りが避難生活を送る中、避難所の運営支援にあたった長野県庁の職員が15日取材に応じ、「感染対策を気にする人が多く、衛生用品の備えの大切さを感じた」と話しました。 県国際交流課・竹内学さん: 「避難所に逃げてきている方の話を聞いても、家に水が通っていないので避難している方が多かった」 県職員の竹内学さんと斉藤将樹さんは、1月10日から13日にかけ石川県羽咋市で避難所運営の支援にあたりました。 最大震度5強の羽咋市の避難所には、100人近くが身を寄せていたといいます。 2人はごみの処理や飲料水の配布などを担当。特に気をつかったのが消毒などの衛生面です。 県国際交流課・竹内学さん: 「いろんな方が避難所に入っていることもあって、衛生面で気にされている方は少なからずいた印象」 多くの人が空間をともにする避難所では、新型コロナやインフルエンザなどの感染症のリスクが高まるため、食料や毛布などの備蓄に加え、マスクや消毒液などの衛生用品の備蓄が大切だと痛感したと語りました。 県教委・斉藤将樹さん: 「食べる飲むが一番基本になってくると思うし、トイレであったり、必要最低限用意しておくのが(重要)。避難生活長引いたときに、そういうところがストレスになってくると思うので」
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