共産・田村委員長が初の代表質問 “政治とカネ”首相に全容解明迫る
日テレNEWS NNN
参議院の代表質問では、先月、共産党として初の女性トップに就任した田村智子委員長が質問に立ち、自民党の派閥の政治資金をめぐる事件で岸田首相を追及しました。中継です。 共産党の田村委員長は、今回の問題は「組織的犯罪」だとして、岸田首相に全容を明らかにすることがトップの責任だと迫りました。 共産党・田村委員長「総理、自民党国会議員の4分の1以上が関わった組織的犯罪について、その全容を洗いざらい明らかにすることは自民党総裁たるあなたの責任ではありませんか」 岸田首相「関係者の聞き取りを行ってまいります。そしてこの聞き取りの進捗状況を踏まえながら、党として必要な説明責任を果たしてまいります」 田村委員長はまた、企業・団体献金について「金権腐敗の根本」だとした上で、「投票権を持たない企業の政治献金は国民の参政権を侵害する」と全面禁止すべきと訴えました。 これに対して岸田首相は、企業団体献金は「憲法上の政治活動の自由の一環だ」とした上で、「金の力で政治をゆがめ、国民の参政権を侵害するというのは論理の飛躍がある」と反論しました。そして、「受け取り自体が不適切なものとは考えない」と強調しました。