“四国初”ユースチームでフットサルの魅力を高校生に!楽しく「一蹴入魂」 サッカーにも生きるスピード【愛媛発】
四国で初めて愛媛・新居浜市に誕生したプロフットサルチームに2024年4月、ユースチームが新たに結成された。メンバーは新居浜市内の高校のサッカー部とのかけ持ち。サッカーのレベル向上と5月下旬のフットサル全国大会への出場に意欲を燃やす。 【画像】「ミラクルスマイル新居浜ユース」の選手たち
Fリーグの規定でユースチームを結成
巧みな足技でディフェンスの間にパスを通し素早くシュート。このスピード感がフットサルの魅力の一つだ。新居浜市でこのフットサルに汗を流して楽しんでいるのは、4月に結成されたばかりの「ミラクルスマイル新居浜ユース」の選手たち。 ミラクルスマイル新居浜ユース・森貞喜湧選手: みんな楽しく和気あいあいとやっていて、フットサルを楽しむことが一番大切だと思う 新居浜市では2023年に四国初のプロフットサルチーム「ミラクルスマイル新居浜」が誕生し、Fリーグ2部に参戦。 9チーム中8位の成績に終わったものの、序盤から中盤にかけ上位に加わり旋風を巻き起こした。 Fリーグのチームは、規定により高校生年代のチームの保有が必要。このため四国で初めて、4月に18歳以下をメンバーとしたユースチームを結成した。 ミラクルスマイル新居浜・多田羅優代表: すごくレベルが高くて、このまま順調に成長すればトップチームにも登録できそうな子もいるなと思ってます。世界のサッカーを見てもフットサルの戦術は使われていますし、フットサルを育成年代からしていくうえではサッカーにもフットサルが生きると思っています
“素早い判断”サッカーにつなぐ練習
メンバーは新居浜西高校のサッカー部の1年生を中心とした20人。 ほとんどがサッカーとのかけ持ちで、結成したばかりのため5月23日時点で主将は決まっていない。 ミラクルスマイル新居浜ユース・真鍋圭太郎選手: フットサルに入ってサッカーにつながる色んな練習をしたい フットサルは長さ40メートル・幅20メートルのコートで、「ゴレイロ」と呼ばれるキーパーを含む5人が、サッカーよりも一回り小さい20cmのボールを奪い合い得点を競う。 ゲーム展開のテンポが速く、足の裏を頻繁に使ったボールコントロールとパスやドリブルでは素早い判断が要求される。 選手たちは「似ている所もあるが、サッカーと違う面白さがある」「コンパクトな戦術で展開が早いところが魅力」と語る。 監督にはフットサルコーチのライセンスを持つ亀田貴志さんが就任した。松山で一般女子のチームも指導していて、練習では的確なアドバイスに当たる。 ミラクルスマイル新居浜ユース・亀田貴志監督: 普段はサッカーがメインの選手たちなので、選手の中では(サッカーとフットサルを)うまくつなげられない選手も出てくると思うんですけど、そこをつないでいけるかが僕の仕事だと思います 亀田監督がサッカー経験者のメンバーに求めるのは、相手の位置や味方の状況を把握し、次のプレーを選択する判断の速さだ。 選手たちは徐々にフットサルに順応して攻守の切り替えもスムーズになり、素早いパス交換からシュートにつなげるプレーを連発するようになった。
「一蹴入魂」で目標は全国大会出場
チームは県内高校サッカー部などが参戦する、5月25日・26日の「全日本U-18フットサル選手権大会」愛媛県大会に出場する予定で、優勝に向け燃えていた。 ミラクルスマイル新居浜ユース・牧野賢之介選手: これから時間をかけてチームのみんなとフットサルに慣れていって、上達していけたらと思います ミラクルスマイル新居浜ユース・森貞喜湧選手: どんな強豪にも勝てるチームにしていきたい。(目標は)全国大会出場です 県大会では、惜しくも準決勝で敗れたが、「一蹴入魂」をモットーに練習を重ねる彼らの活躍に期待。 (テレビ愛媛)
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