《紀州のドン・ファン殺人公判》「若いね、20歳?」「ダンナがいるんだろ?」須藤早貴(28)が真夜中の路地で覚醒剤密売人と交わした言葉、ついた嘘
須藤の証言が続く。 「サイトには0.3、0.5、1とあったので、選べるのはこの3択しかないと思い、何回も買いに行かされるのはイヤなので、一番多い1を選びました。だから買った量は1グラムだと思います。全部で10万円を要求されました。社長(野崎氏)からもらっている金額の範囲内なので、Bさんに『お願いします』と。受け取る直前に、待ち合わせた田辺市のコンビニのATMでぴったり10万円を降ろしているので、その金額で合っていると思います。Bさんには『今日の午後10時までに来てください』と伝えました。すると『無理だと思うけど、日付が変わるまでには。がんばります』と言っていました」(同前)
密売人との合流直前に視聴していた番組
一方、大阪市内で注文を受けたBは、須藤が「ダンナにバレるから」とやたら配達を急かしてくることから「クスリが切れかかっているか」あるいは「背後にギャングがいてタタキ(強盗)が目的ではないか」と警戒。注文の品を用意すると、護身用のヌンチャクを持参し、Aらと車で田辺市へ向かっている。 「『ダンナにバレるから』というのは私が作った(嘘の)設定でした。午後10時前ならまだ人通りはあるけど、田舎なのでそれ以降は人がいなそうだなと。逆に24時を過ぎると、外に出るのが怖いと思いました。それをBさんに正直に伝えたら『そんな理由で急がせるんじゃねえよ』と言われそうで、ダンナを口実にしました」(同前) 密売人らが田辺市に到着するまでの間、須藤はテレビを見たり、スマホでYouTubeを再生したりしていたという。その時の検索履歴が、 〈ダメ絶対。薬物多量摂取した人が見る世界〉 〈危険ドラッグの本当の怖さ〉 〈アフガニスタンの12歳の麻薬中毒少女〉 など。検察側はこうした検索履歴を須藤の犯人性を示す証拠として提出しているが、須藤は自ら検索ワードを打ち込んだのではなく、覚醒剤の購入を調べた履歴から、お薦め動画として表示されたものを再生しただけと主張する。密売人らと合流する直前は「警察24時」を視聴していた。
【関連記事】
- 【もっと読む】「アクロバティックなセックスを楽しんで…」“紀州のドンファン妻”須藤早貴(28)が夫の20年来の愛人に送っていたメールの中身「俺を勃たせられるのは彼女だけ」〈被告人質問〉
- 【さらに読む】「社長とはセックスできませんと…」“紀州のドン・ファン殺人公判”須藤早貴(28)が主張した事件最大の核心 新婚初夜に「ゴム手袋使って」勃たない夫は「もうダメだから覚醒剤を」
- 【もっと読む】「AV作品4本に出演し約38万のギャラを…」“紀州のドン・ファン殺人公判”明かされた55歳年下妻・須藤早貴(28)の「AV出演の経緯」と「過去がバレた瞬間」
- 【はじめから読む】《紀州のドン・ファン殺人公判》「バレずに殺せば正義 復讐代行」「覚醒剤 死亡」55歳年下妻・須藤早貴(28)が事件前後に検索していた“驚愕ワード”の数々
- 【画像】黒のノースリーブ姿で…初公判に出廷した須藤被告の様子