長崎放送

ことし10月に長崎市で開かれた長崎スタジアムシティこけら落としコンサートの総合窓口に電話し、オペレーター2人を脅迫したとして逮捕され脅迫罪に問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。 【画像】男が逮捕された場所。長崎スタジアムシティこけら落とし、福山雅治さんコンサート会場 脅迫罪に問われているのは、鹿児島県に住む自称運送業の45歳の男です。 起訴状などによりますと、男は2024年8月4日、新潟県から福岡市にあるコールセンターに電話をかけ、応対した契約社員に対し午前10時26分頃から1時間以上に渡り「お前殺すよ」「お前の家族も、お前、お前の身内の殺すわ」などと言い、さらに電話をかわった社員に対し「お前とお前の身内殺すから」「お前には未来はないからな、覚悟しとけよ」などと言って脅迫したとされています。 17日に開かれた初公判で男は「間違いはありません。すべて事実です」と述べ起訴内容を認めました。 検察は冒頭陳述で、被告が犯行当時同種の他の罪で受けた判決の執行猶予中だったことを明らかにしました。また提出した証拠内で、被害者が「犯人が住所を調べ上げ自分や家族を本当に殺しにくるのではないかと怖くて怖くて仕方なかった」など恐怖を感じていることについて明らかにしました。 男はことし10月に長崎スタジアムシティのこけら落としとして行われた福山雅治さんのコンサート会場で脅迫容疑で逮捕されており、当初は容疑を否認していました。検察は今後男を追起訴する方針を示しています。