佐藤龍我が「BEASTARS」で初主演。肉食獣演じて「“かまずに”千秋楽まで」
Reading Musical「BEASTARS」の公開ゲネプロ&コメント取材会が、東京・シアター1010にて9月3日に開催。主演の佐藤龍我(美 少年)をはじめ、加藤梨里香、風間由次郎、凰稀かなめ、崎山つばさらが登壇した。 板垣巴留氏による原作「BEASTARS」(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)を、リーディングミュージカルとして上演する本作。肉食獣と草食獣が生活・共存をする世界を舞台に、全寮制の学校「チェリートン学園」へ通う動物たちの群像劇で、演劇部で巻き起こった事件が対立を生むヒューマンドラマを描く。
主人公で、ハイイロオオカミのレゴシ役を演じる佐藤はまず「僕自身としても、レゴシとしても、“かまずに”千秋楽まで頑張りたいと思います!」と、崎山から教わったというあいさつを。5月から約4か月にわたって歌唱の稽古に取り組んできたそうで、「最初の頃は全然何もできなかったのですが、体作りからしっかりやって、やっと今歌える状態になりました。でも、まだまだ皆さんには追いついてないので、越せるように今後もやっていきたい」と前を見据えた。 一方、レゴシと仲を深めていくドワーフウサギ・ハル役の加藤は、「お話をいただいて、稽古が始まるまでずっと“リーディングミュージカルとはなんぞや”と思っていたのですが、きっと見に来てくださる皆さまも“なんぞや”と思っているはず(笑)」と。「でも、見ていただければ“これがリーディングミュージカルなんだ”と、納得いただける作品になっていると思います。ハルの不安定な思い、さまざまな心情を丁寧にお伝えできたら」と語った。
続けて、ラブラドールレトリバーのジャック役の風間は「本当に新しいものができたなと思っています。みんなで切磋琢磨しながら、リーディングミュージカルとはこういうことなんじゃないかと。読む人、そして見る人によって見方が変わる、僕たちにしかできないものができたなと思っています…と龍我が言ってました。『俺が座長だからできたんだ!』ってね(笑)」とにっこり。「いやいや、それは言ってないです!(笑)」と焦る佐藤に、「不器用ながらも走り続ける姿が龍我らしくて、そしてレゴシらしくて…。いつも引っ張ってくれています」と感謝を伝えた。