弾道ミサイルの飛来に備え、上越市で初の住民避難訓練 サイレンが聞こえにくい事態も
他国からの弾道ミサイルの飛来を想定した住民避難訓練が11月10日、新潟県上越市で行われた。参加した住民約50人は、全国瞬時警報システム(Jアラート)発令後に建物や地下歩道に避難し、初動の動きや手順を確認した。 【写真】避難訓練の様子 国や新潟県、上越市が主催し、上越市で訓練するのは初めて。訓練は、他国から発射された弾道ミサイルが新潟県内に飛来する可能性があると想定した。 午前9時過ぎ、防災行政無線などからサイレンと避難を呼びかける放送が流れると、住民は近くの高校や地下歩道に移動 した。避難場所となった南城町3の高田南城高校付近では、サイレンが聞こえにくく、市が貸与する防災ラジオからも音声が流れなかった。そのため市と県職員の誘導で住民は高校の体育館へ向かい、窓から離れた場所で頭に両手を置いて身を守る姿勢を取った。