湿った重い雪…5日の長野県内のスリップ事故177件 長野市では24時間で31センチの積雪も
長野放送
5日の大雪では長野県内各地で交通が乱れ、スリップ事故も相次ぎました。6日明け方までに雪の峠は越えましたが、交通の乱れは続きました。 5日夜の長野駅前。視界は白く遮られ、湿った重い雪がみるみると積もっていきました。 雪かきをしていた飲食店の店員: 「こんなに降るとは思っていなかった。定期的に雪かいてるが30分もたつとたまっちゃう」 (記者リポート) 「足元が埋まるほど雪が積もっています。また、スリップしたのでしょうか、車が縁石に乗り上げ止まっています」 長野市では、5日午後11時に積雪が31センチになり、12時間の降雪量が記録的大雪となった2014年2月と並んで過去最大でした。 上田市の上田電鉄別所線では、5日午後7時半過ぎ、踏切で立ち往生した車に列車が衝突。車の運転手は車外に逃げていて、けが人はいませんでした。 警察によりますと、県内では5日、車のスリップ事故が177件確認されたということです。 雪は深夜に峠を越え、全県の「大雪警報・注意報」は6日明け方までに解除されました。 一方で、交通への影響は長引きました。松本と新宿などを結ぶ特急「あずさ」は、6日も始発から運転を見合わせていましたが、午後1時過ぎに運転を再開しました。 東京へ行く乗客: 「チケットとれてよかった。当然、満席なんで」 飯田線も再開し、県内すべての路線が通常運転に戻りました。
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